「ポーの一族」放送日 近し!

遠い昔の昭和時代。萩尾望都先生の作品を読んだものでした。「トーマの心臓」「バルバラ異界」などなど。
萩尾先生の代表作の一つである「ポーの一族」も読み始めたのですが………。
確か2巻の途中で投げ出してしまいました。
あまりにも陰鬱な世界に、辟易したのです。
陰に籠る病的な主人公、救いようのない展開。
そんな「ポーの一族」ですが、きらびやかでド派手な夢の世界を現実世界に繰り広げるタカラヅカさんが、触手を伸ばすコンテンツとは思えませでした。
ところが、「ポーの一族」を演じるに適した資質を持つ明日海りおさんというジェンヌさんが現れ、タカラヅカさんは「ポーの一族」の上演を決定したのではないか、と想像しております。
ポーの一族」のエドガー役に選ばれし唯一無二の「役者」さんが、まさに明日海りおさんなのです。
明日海りおさんの他にエドガー役を演じることが許される役者さんは、この世には存在しないのではないかと思えるくらいです。
明日海りおさんワンアンドオンリーエドガー役を、新人公演とはいえ他のジェンヌさんが演じるのは、私にはあり得ないことに思えるのです。
聖乃あすかさんの「ポーの一族」新人公演。
放映日が近づき、私の心は何だか、ざわざわ、しているのです。
何故なら、私はタカラヅカ版「ポーの一族」を観ていないのです。
明日海りおさん版「ポーの一族」を知らずして、新人公演を観て良いものか。
いや、よろしくない。とは思いつつも録画予約してしまいました。
こうなったら聖乃あすかさんに、期待するしかありません。
私の妄想邪推を、吹き飛ばして欲しいと思います。

スカステが余生の友