略してスカピン 俺はスカンピン

安蘭けいさんの スカーレット・ピンパーネル
フランス革命後が舞台ということで、ベルばら後日談とこじつけることも出来るというわけです。
革命後の方が市民の困窮と混乱が増し、圧制された苦しみがより増してしまったという皮肉。
シトワイヤンゆこーッと勇ましく散った、オスカルとアンドレを始めとする義勇兵達の犠牲によってもたらされた世界がこの始末です。
権力闘争に明け暮れ、腐敗した革命側に反旗を翻すのがスカーレット・ピンパーネルです。
時代背景とかイデオロギー的なことを考慮せずとも、物語が理屈抜きに面白いのがとてもいい。
柚希礼音さんが絡む場面で、楽屋ネタ的なほっこりした会話が客席の笑いを誘っていましたが、この辺りの呼吸が私には分からない。
タカラヅカに関する知識量の欠如が露呈した瞬間です。ニワカのツラいところです。
最後に一言。和涼華さんが、とてもステキでした。

スカステが余生の友