音楽はシンセ音にした方が良かったりして

蘭寿とむさんの 戦国BASARA
私はゲームはやらないし、アニメ版も見てないので、殆どまっさらな状態で視聴しました。
ヒットしたゲームらしいので、ゲームの層をタカラヅカさんに誘導しようという魂胆があったのかどうかは存じませんが、何かしら狙いはあったのでしょう。
元ネタがゲームだけあって、細かい史実や人物描写など二の次であったようです。衣装で人物を判別するしかないくらい、登場人物が画一的に描写されておりました。
舞台後方のスクリーンに映し出されるCGと、その前で演じるジェンヌさんとのコラボ的な舞台でしたが、何故かアナクロ感が漂っていました。
演技自体もかなり大雑把なものでありました。しかし、舞台でチマチマ顕微鏡を覗き込まなければ分からないような演技では、正直ちょっとね、なのでありますから、変に理屈っぽくなくて、逆に割り切った潔さが良かったりします。
タカラヅカさんの本流からはハズれた作品なのかもしれませんが、タカラヅカさんの引き出しの多様さを示したものと言えるのかもしれません。
というわけで、大変楽しく視聴いたしました。
最後にこの舞台のMVPは、猿飛佐助役の望海風斗さんです。
私は望海風斗さんのよい視聴者ではありませんが、この舞台の一番星は望海風斗さんでありました。

スカステが余生の友