妄想ギャツビー

瀬奈じゅんさんの グレート・ギャツビー
原作も知らず初見です。話が面白いのでジェンヌさんが躍動し、視聴する方も画面に引き込まれるようです。
見ているときは、話の展開を追いかけてしまって細部にまでは注意が及ばず、見終えてから分かったことがあるのです。
いかにも上流階級なデイジーが「ギャツビーがニューヨークにいる!」と目を輝かせた所で場面が転換します。そして、いかにも下町な風景のドラム缶の上で、マートルが「聞いて頂戴、私の身の上」と身の上話を歌い出すのです。
私はこの場面で「何故自称フラッパーの身の上話を聞かなきゃならんの」と憤慨したわけですが、結論的にこの両極端な場面転換が、後々の伏線となっていたのです。
演出の先生からすれば、ちゃ~んと視聴者には提示していますからね、ということなのでしょう。何故?という引っ掛かりは感じたものの、してやられた、とまたもや臍を噛んだ次第です。
最後に時空を超えた、妄想グレート・ギャツビーをひとつ。
デイジー役を朝美絢さんで見たい。最強美女は朝美絢さんだと思うからです。ギャツビー役は、歴代のタカラヅカさんで最強伊達男は真矢みきさんでしょうが、私としては贔屓の引き倒しで真琴つばささんを推すのです。ニック役は湖月わたるさんで、ということでこのくだらない妄想を切り上げよう。

スカステが余生の友