銀ちゃん対決 巴戦のゆくえ

銀ちゃんの恋
「銀ちゃんの恋」は最初に大空祐飛さん版を見て、次に久世星佳さん版を、そして今回、水美舞斗さん版であります。
三つ巴の銀ちゃんバトルであります。でも、対決も何も結論は出ているのです。私は大空祐飛さんのファンですので、大空祐飛さんが一等賞に決まっているのです。
贔屓目抜きにしても、大空祐飛さんの勝利は動きません。そりゃ確かにビジュアルで一番美しい銀ちゃんは、水美舞斗さんでありましょう。元がかなりの美人さんですから。芝居的には久世星佳さんの演技力でありましょう。
では何故に大空祐飛さん版の勝利なのでしょう。それは小夏役の野々すみ花さんであります。「銀ちゃんの恋」の勝敗を決するカギは、実は小夏役が握っているのです。野々すみ花さんが素晴らし過ぎるのです。圧倒的であります。分かっていても野々すみ花さんの小夏さんを見てると、涙が出てくるのです。
成否のカギを握る小夏を引き立てるヤスの存在も忘れてはなりません。ヤス役の華形ひかるさんも、小夏さんへの愛、そして銀ちゃんへの愛、郷土への思いを背負って階段落ちへ挑む素晴らしき愚か者を、見事に演じ切っておりました。
大言壮語でありながら心は脆弱な銀ちゃんを、大空祐飛さんはクールな視点でホットに演じておりました。大空祐飛さんが最高、一番!!
異論はあろうかと思いますが、銀ちゃん対決は大空祐飛さんに軍配を上げたいと思います。

スカステが余生の友