祝砲は大砲でffffなのだ

望海風斗さんの f f f-フォルティッシッシモ-
この作品、ボクにはワカラナイ。
望海風斗さんをはじめとするジェンヌさんたちの技量がなかりせば、成立しえないお芝居でありましょう。物語がジェンヌさんたちの技量に頼り切っているという感じで、話自体の魅力とか面白さで視聴者を巻き込んでいくパワーが、致命的に不足していたりするのであります。
望海風斗さんをはじめとするジェンヌさんたちの熱演が、モニターから流れては来るのですが、空虚な響きとなってしまったりするのです。
ベートーヴェンは当初、ナポレオンを純粋に英雄視していたのだと思うのですが、それが裏切られたと感じた時の嘆きや怒り、失望が何か歪曲されてしまっているように感じたりしたのです。
チャイコフスキーの序曲"1812年"がドッカーンドッカーンと被せてくるかと思ったりしたのですが、見事にスカされズッコケたりしたのです。
これだけスカしまくる作・演出家の先生は、ある意味"スゴイ"と思ったりするのでありました。

スカステが余生の友 あと4日