空に舞う24の瞳

1954年の映画「二十四の瞳」と最近NHKでリメイクされた「二十四の瞳」が再放送されていたので、立て続けに視聴したのです。70年近くも前に制作された映画版の主演、高峰秀子さんの美しさがドラマ版の土村芳さんを圧倒していたので、映画版に軍配を上げたいのです。それはサテおき「二十四の瞳」の冒頭、貧しい漁村の分校に赴任してきた新米の女性教諭が、自転車で登校するのです。昭和初期の片田舎では、実に奇異な光景であり村民は皆驚くわけです。これはカナダのTVドラマ「アンという名の少女」で、アンが通う学校に新任女性教師が初登校するシーンと被るのです。「アンという名の少女」は19世紀後半のカナダが舞台です。ここでもモダンガールの新任女性教師が、コルセットも付けずバイクで登校する姿に、皆驚くというシーンなわけです。もしかすると、「アンという名の少女」の制作者は「二十四の瞳」を見ていたのかもしれない、と思ったのです。「アンという名の少女」の原作は「赤毛のアン」とのことですが、タカラヅカさんでミュージカル化なんていかが?であります。アンのお相手ギルバートには礼真琴さん、アン役には舞空瞳さんで。アンは少々エキセントリックでありギルバートは鷹揚な感じでありまして、キャラとしては「はいからさん」的なので、タカラヅカさんにピッタリだと思ったりするのです。