真打登場!バンパネラ

明日海りおさんの ポ--の--族 
かつて萩 尾望都先生の漫画を何作か夢中になって読んだということは、既に述べました。萩尾望 都先生の代表作であり傑作と言われるポ--の--族は、私には苦手過ぎて途中で放り出してしまったことは既に述べました。ポ--の--族がタカラヅカさん化されており、エドガー役が明日海りおさんということを聞き及んだ時、「こ、これはイケる」と勢い込んだことは既に述べました。タカラヅカさんの男役さんはカクあるべしという理想的フォルムは大浦みずきさんであり、和央ようかさんのような方であるということは既に述べました。であるなら明日海りおさんはフォルム的に少々貧弱な気がする、ということは既に述べました。しかし、エドガー像の生気が無く陰鬱で病的な雰囲気を醸し出すのは、明日海りおさんこそがまさにうってつけである、ということは既に述べました。スカステに入会して、ポ--の--族を視聴するチャンスがやって来たのですが、それは明日海りおさん版ではなく、新人公演の聖乃あすかさん版で、何か複雑な心境になったということは既に述べました。実際に聖乃あすかさん版を視聴してみたら、聖乃あすかさんが存外に良く、なぁ~んだ別に明日海りおさんでなくても良かったんだと拍子抜けしてしまった、ということは既に述べました。明日海りおさんのポ--の--族オンエアとなっても、何か期待感が今一つ盛り上がってこない、ということは既に述べました。長くなりましたが、それが明日海りおさん版のポ--の--族を視聴するまでの顛末でありました。実際に明日海りおさんを見た瞬間「そう、そう、これこれ」とエドガー役は明日海りおさん以外なしとの思いは間違いではなく、我が意を得たりとはまさにこのことだと膝を打ったのでした。更に特筆すべきはアラン役の柚香光さんで、どんな役でもピタリとなり切ってしまい、違和感なく舞台背景に溶け込んでしまうカメレオン能力全開で、明日海りおさん以上に柚香光さんの才能に驚嘆してしまったのでした。