新時代の扉をこじ開けろ

スカーレット役とかジャッキー役を、男役のスターさんが演じられたことがあったりしましたが、縣千さんに限っては一時とは言えそのような役は想像だに出来ない、男役ド真ん中な男役さんであります。男役の目抜き通りを、直球勝負で押し切るかのように闊歩する縣千さんには、色物的変化球は無用であります。愚直に宝塚男役一本道を突き進むかのような縣千さんに、私などは「あなたとならば何処へでも」な状態になってしまうのです。そんな男役スピリッツ炸裂の縣千さんに、酔うわけです。潤花さんのさよなら企画の一環で「凱旋門 新人公演」の放送となったのでしょうが、バーター的扱いとはいえ、縣千さん主演作を放送して頂けるとは、スカステさん、ありがとうなのです。トップスターさんにはこの際ドンドン休養してもらって、縣千さんとか亜音有星さんにドンドン主演をやって頂いて、百期以降の時代の扉をドンドン開けてもらって、新世代のタカラヅカさんをドンドン築いていって欲しいと思います。