過度な期待は失望のもと

東映時代劇の錦之助、嘉葎雄兄弟による「殿さま弥次喜多」三部作が面白かったので、「ひばり・チエミの弥次喜多道中」を期待して視聴したのですが……。美空ひばり江利チエミと言えば、夢のゴールデンコンビだったのでしょう。今私のドリームチームである、縣千さんと亜音有星さんの最強タッグみたいなものでしょうか。違うか。私はオバチャン化した江利チエミしか知らなかったので、若き日の江利チエミは何とチャーミングだったのだろうと驚いたのでありました。テネシー・ワルツはPatti Pageでなけりゃ、なんて思っていたのですが、江利チエミ版のも聴いてみなけりゃなりませんな。なんて思ってしまったのでした。さて映画の方ですが、「殿さま弥次喜多」は三部作だったのに、「ひばり・チエミの弥次喜多道中」はこれ一作にて打ち切りとなったようです。どうしてこうなったかは、推して知るべし、であります。スカステさんでタカラヅカさんを視聴する時もそうですが、過度な期待は失望のもと、です。期待もいいけどホドホドにね、それが長生きの秘訣なのです。