豪華絢爛鈴蘭をご覧

ぼくたちの暁千星さん主演の「Arkadia」が良かったのですが、それは作品自体が良かったのかよく分からんのです。暁千星さんのことが好き過ぎて、冷静な精神状態で視聴するのが困難になってしまっているからです。恋はモウモクと申しますが、暁千星さんが眩し過ぎて、暁千星さんの周囲が見えなくなっている状態であります。困ったものです。「Arkadia」が良いと感じたのは暁千星さんの魅力故か、それとも作家さんの作品自体が良かったのか、判断がつきかねるのです。「Arkadia」の作家さんを調べてみたところ、かなり寡作の作家さんのようであります。あるいは劇団さんから冷遇されているのか分かりませんが、とにかくサンプル数が少な過ぎです。探してみたら、礼真琴さんと真彩希帆さんがコンビを組まれた「鈴蘭(ル・ミュゲ)」がありました。早速視聴したところ、これが良かったのです。礼真琴さんと真彩希帆さんの素晴らしさは、言うまでもないでしょう。それに瀬央ゆりあさんのカッコ良さに酔ったのも事実でありますが、娯楽作品のツボを押さえたソツの無い作りに、この作家さんデキる、であります。主人公がスパイとなり、達成困難なミッションを背負って敵陣に乗り込むというのは、まさにエンターテインメントの王道を往くものでしょう。瀬央ゆりあさん演じる敵役(ワルくてカッコ良くて主人公の対手としては申し分無しです)が、どうしてワルになったのかという理由もキッチリ描かれていて、好感が持てたのです。私好みの作家さんであるようですが、寡作家なのが残念です。もっと見てみたい作家さんです。タカラヅカさんの秘密兵器なのでしょうか。秘密のまま埋もれさせないでね。