腐っても鯛だわな

BS松竹東急で「キネマの神様」(2021年)を視聴。志村けんの出演が不可能になり、その代役に沢田研二が起用されたことが話題になった映画であります。序盤から沢田研二の演技が、キッツイなぁ、でありました。やはり、沢田研二は爺になってもデブになっても、ジュリーはジュリーであります。しかし、永野芽郁北川景子の魅力に惹き付けられ、終盤は目から涙がコボレ落ちていたのでありました。出水監督役のリリー・フランキーが、存外にイイ味を出しており、沢田研二がやった役をリリー・フランキーがやってればピッタリだったのに、なんて思ったりしたのでした。映画の撮影現場を舞台にした同じような映画は「今夜、ロマンス劇場で」があるわけです。キネマ…の北川景子、今夜…の綾瀬はるか、やはりヒロインの女優さんが飛びきり魅力的だと、画面が締まるわけです。「今夜、ロマンス劇場で」は、宝塚歌劇団月組で上演されましたが、月城かなとさんは素晴らしかったのですが、ヒロイン役のジェンヌさんがアレ過ぎて、二度と見る気にならんわけです。もしタカラヅカさんで「キネマの神様」を上演するとしたら、「今夜、ロマンス劇場で」と同じ轍を踏むことのないようにしてほしいものです。「キネマの神様」は桂園子役と淑子役のダブルヒロインみたいなものですが、どちらでも山吹ひばりさんの配役であれば、間違いはないでしょう。となればゴウ役は亜音有星さんで決まりであります。毎度まいど同じ結論でスミマセン。