夢と現の間に星を見た

スカステで「マイスターの教え」を視聴。亜音有星さんの出演とあっては、何がナンでも視聴しなければならないわけです。しかも、生駒怜子先生の「夢現の先に」を俎上に載せてのトークとくれば、尚更であります。昭和の苔ムシた作品を再演したり、少し流行ったドラマに飛び付いてタカラヅカ化を図ったり、宝塚歌劇団の現状は、如何にも安直に流れているようです。それはまさに、迷走であります。この淀んだ流れから脱却しなければ、宝塚歌劇団の未来は暗いと見るしかありません。混濁した世界から、明るい未来へと切り開いていく突破力を持っているのは、作・演出陣では生駒怜子先生であり、ジェンヌさんでは亜音有星さんがその筆頭格でしょう。亜音有星さん主演で、生駒怜子先生作・演出の作品が上演される日が来れば、その時こそが、宝塚に希望の星が輝く瞬間と言えるのであります。