BSでクリント・イーストウッドの「恐怖のメロディ」をやっていたので、視聴。これはヒッチコックの流れを汲む、サスペンスものでありました。ローカルなラジオ局のパーソナリティが、サイコパスなストーカーに取り憑かれる恐怖を描いております。クリント・イーストウッドが、実際に同様の被害を受けていた経験からこの映画を着想したのでは?などと想像しております。面白い映画はミステリーではなく、やはりサスペンスよね、であります。途中でロバータ・フラックのPVみたくなったり、モントレー・ジャズフェスティバルで、ソプラノサックスを吹くキャノンボール・アダレイ(ピアノはジョー・ザビヌル!)が映し出されたり、この辺はクリント・イーストウッド監督の我が儘が反映されているようであります。それにしても、エロル・ガーナーのMistyをそこで使うかっ!であります。私はMistyは好きではないですが、クリント・イーストウッドはこの曲に、何か悪意でもあるのでは?なんて思ってしまいました。