凪か時化か暴風雨か

TBS系「フェイクマミー」の第1話をTVerで視聴。ソツのない作りのドラマなので、それなりに面白いとは思ったのですが、凪のような展開に、少々物足りなさを感じたりするのであります。やはり、波風立ってのドラマであります。波風というより、戦争状態に突入の感すらあるのは政局であります。ドラマより面白かったりするのであります。特に面白いのが、タマ木ユーイチローであります。この御仁。アッチから風が吹けばコッチによろめき、ソッチから風が吹けばアッチにフラフラという、風に舞う落葉のような存在なわけです。アズミから秋波を送られると、忽ちソノ気になってしまうという軽さです。腹心の部下であるシンバが激怒したというアズミ発言で、頭の中は花咲き乱れ状態なのでしょう。そもそもタマ木の党が勢力を伸ばしたのだって、ゲル自民の失策によって抜け落ちた保守層が、緊急避難的に集まっただけなのに、何を勘違いしているのでしょう。リッケンに与すれば、伸ばした票はゴッソリ剥がされて、元の鞘に収まってしまい、気付いた時は、あとの祭り、であります。