黄金のバンタムまであとひとつ

エマヌエル・ロドリゲスvs西田凌佑のIBF世界バンタム級タイトルマッチを視聴しました。結果から申せば西田選手がロドリゲス選手から金星を挙げ、世界王者となったのでした。戦前、西田選手が勝つとすればサウスポースタイルから距離を取り、ロドリゲスの接近を許さずポイントアウトして判定で勝つしかないと思ってました。しかし実際は距離を詰めてド突き合うというドロ臭い戦いの末、根性の判定勝ちでした。試合後西田選手の顔はジャガイモのように腫れ上がっており、激闘を物語っていました。これで世界バンタム級は4団体のうち3団体まで日本が占めてしまいました。残るWBO王者のジェイソン・モロニーに武居由樹選手が挑戦しますが、もしこれに勝ってしまえば、日本人がバンタム4団体制覇というトンでもないことになってしまいます。1972年の札幌五輪、スキージャンプ70メートル級で笠谷、金野、青地が金銀銅のメダルで日本が表彰台を独占し、日の丸飛行隊と呼ばれました。あれから半世紀以上の年月が経過し、バンタムで日本人によって4団体の王者が独占状態となれば、日の丸拳闘隊誕生、となるのでしょう。