2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

クロいけものたち

NHKドラマの「犬神家の一族」後編を視聴しました。市川崑監督は陰惨な連続殺人の物語でも、ほのぼのとしたエンディングでシメました。しかし、今回のNHK版のエンディングは、後味の悪いものでした。原作や市川崑監督版は、善意の佐清でシロ佐清と言えるもの…

博多の空に舞う千の星

暁千星さんのビルに舞空瞳さんのサリーとは、タカラヅカさん、宝石のようなお二人さんを並べてしまっては眩し過ぎて目がくらんでしまうよ、であります。鉤括弧付の”休養”となった礼真琴さんには甚だ失礼とは存じますが、心躍るタカラヅカさんの采配に、全力…

休養は窮余の一策

プロ野球の監督がシーズン途中なのに、"休養"と称して退き、シーズン終了後に退団が正式発表されるなんてことがあります。その場合の"休養"が文字通りお休みの"休養"ではないことは、周知の事実であります。かように"休養"とは便利に使われる言葉であります…

合理的にあり得る令和の多羅尾伴内

脚本・演出がダメダメでツマランでも、演じ手の魅力で視聴後面白かった、となる場合があります。亜音有星さんや縣千さんの新人公演で、それを経験しているわけです。そんなTVドラマが「合理的にあり得ない」で、主演の天海祐希さんの魅力がなければ、間違い…

著作権絡みとはいうものの

たまにはタカラヅカさんを見よという気になり、北翔海莉さんの One Voice を見始めたのですが、著作権絡みとかでノッケから曲が差し替えられており、オイオイ、であります。こんなの放送するか?でありポイッしました。 仕方ないので高汐巴さんの ボン・ボヤ…

絶世の美女は小動物系

楽しみにしていた NHKの特集ドラマ 犬神家の一族前編を視聴しました。手堅く作ったな、というのが全体として印象です。ロケ地も雰囲気が良いと思いました。しかし、珠代役の女優さんがチョットねぇ、でした。原作では絶世の美女という設定なのですから、小動…

合理的ばかりじゃ面白くない

天海祐希さんの 合理的にあり得ない フジTV 月10天海祐希さんは女優として元タカラヅカさんとして、私はそれ程思い入れはないのです。ですが私の理解不能な部分で優れた面があるのだろう、とは思っているのです。そんな私の端末に天海祐希さんの主演ドラマが…

天下御免の向こう傷

旗本退屈男 東映 市川右太衛門1958年市川右太衛門の旗本退屈男は知らずに、西川のりおのギャグなら知っていた世代です。西川のりおのギャグでさえ、年輩の人でなくては分からない時代になってしまいました。佐々木味津三の原作は、青空文庫で読んではいたの…

千の星の王子様

CSでスカステを視聴している身としては、天候によっては、持って行き場のない怒りがこみ上げることがあるのです。ぼくたちの暁千星さんだけが見所の「初舞台生特集2012」だというのに、スゴい雨霰雹。おかげで映像はかなり残念なことになってしまったのでし…

和製洋楽の濃ゆ過ぎる5選

してぃぽっぷなるものがあって、そのマニアが日本人以外に結構いるとか。好事家はどこにでもいるものです。そのしてぃぽっぷなるものの源流を辿ってみると、原液ともいうべき、そのままでは濃ゆ過ぎて、何倍かあるいは十何倍希釈しなければ、余程のスキモノ…

私的ジョン・コルトレーン5選

ジョン・コルトレーン盤を5つ選ぶとすれば、Prestige時代の「ソウルトレーン」。Blue Noteに残した唯一の「ブルー・トレイン」。Atlantic時代の「ジャイアント・ステップス」。そしてコルトレーンのヒット盤「マイ・フェイバリット・シングス」。そしてImpul…

なんちゃってY1000

還暦を過ぎて身にコタえるのは、睡眠障害であります。よく眠れないグッスリ眠れない。夜中に何度も目が覚めるのは尿意を催すからなのか、目が覚めるから尿意を催すのか、もう何だかワカラン状態です。睡眠にモンダイがあると朝から頭がボーッとしてしまい、…

蔦葛木曽棧

私も恍惚の人の領域に入っているのか、国枝史郎の「蔦葛木曽棧」を確かに読んでいる筈なのですが、スッカリ忘れてしまいました。気になると読まねば気が収まりません。青空文庫で読めるので、読んでる途中で思い出したりツマランとなれば躊躇無くポイっと出…

地上波TV局の衰退を見せつけるアマプラ

ボクシングを見たついでに、アマプラのオリジナルドラマ「エンジェル・フライト」を見ました。米国などのサスペンスドラマを、トレースしてるような作りでありました。ネットで米国のドラマは時折見ますが、日本のものはほとんど見ないので、米倉涼子さんで…

近頃では世界戦も地上波でやらんのね

アマプラで那須川天心のボクシングデビュー戦を見ました。日本の上位ランカーを完封しての判定勝利は、かませ犬相手のKO勝利より、余程意味があったでしょう。パワー不足を指摘する声もあるようですが、今回はかなり無理して体を絞った感があり、フェザーか…

最強トップスターは人生の達人だった

スカステの梅芸NAVI#138 を見ていたら、麻実れいさんが出演されておりました。渋い和服姿のしっとりとした佇まいでありました。人生を意義深く歩んだ者だけが醸し出し得る懐の深さと、気品溢れる落ち着きを感じました。現在の麻実れいさんを見て、美しく齢を…

ジュジュの奇妙なジャズ

ウェイン・ショーターについて贅言を費やしてしまいましたが、実は「JUJU」を語りたかったのです。ウェイン・ショーターの作品群で一番聴いてしまうのがこの「JUJU」です。その理由1、コルトレーングループのリズム隊にショーターが乗っかるという編成上の妙…

呪術師の夜明け前

ウェイン・ショーターの3回目であります。コルトレーン後のテナー奏者がなかなか定まらなかったマイルスにとって、ウェイン・ショーターは喉から手が出る程欲しい存在になっていました。一度はスゲ無く断ったウェイン・ショーターを誘うのは、マイルスには屈…

怪我の功名?妄想版 Second Genesis

坂本龍一さんが死去されたとのことですが、私としてはウェイン・ショーター逝去の方がショックなので、今日もウェイン・ショーターで妄想するのです。前回の続きです。「Introducing Wayen Shorter」はマイルス・デイビスにマイルス・グループ入りを断られた…

Introducing Wayne Shorter 妄想版

「僕マイルス一家を出て、草鞋を履こ思うとります。僕の抜けた穴に君が立候補なんてどう?」ジョン・コルトレーンがウェイン・ショーターにこう持ち掛けましてスッカリその気になったショーターさん。「ほな早速」とマイルス親びんに連絡取りますと「間に合…

ここらが潮時かな

スカイステージ、5月のラインアップが出ました。私がスカイステージを視聴し始めたのは去年の6月です。ですから5月で丸1年が経過ということになります。5月は是非見たいと思うような番組はありません。ここらが潮時でしょう。タカラヅカさんを動画コンテンツ…