休養は窮余の一策

プロ野球の監督がシーズン途中なのに、"休養"と称して退き、シーズン終了後に退団が正式発表されるなんてことがあります。その場合の"休養"が文字通りお休みの"休養"ではないことは、周知の事実であります。かように"休養"とは便利に使われる言葉であります。かの歌劇団さんとスター劇団員さんが、どんなマネージメント契約を結んでるのか知る由もないのですが、"休養"が意味するところをアレコレと想像し、想像が妄想を生み、妄想から邪推に繋がってしまうのは、仕方のないことなのです。この"休養"という曖昧模糊とした玉虫色の表現を用い、ザワワとなる向きをケムにまく歌劇団さんのディフェンス力は、流石大人の対応だと申しておきましょう。お蔭でというか、怪我の功名というか、棚牡丹というか、チョット前までは予想だにしなかった顔合わせが実現したのですから、人間万事塞翁が馬ということでチャンチャンであります。転んでも只では起きぬ歌劇団さんのしたたかさは、笑っちゃうくらい見事であります。