近頃では世界戦も地上波でやらんのね

アマプラで那須川天心のボクシングデビュー戦を見ました。日本の上位ランカーを完封しての判定勝利は、かませ犬相手のKO勝利より、余程意味があったでしょう。パワー不足を指摘する声もあるようですが、今回はかなり無理して体を絞った感があり、フェザーかスーパーフェザーくらいまで戻してくればパンチにも力強さが出てくるでしょう。上々の船出と言ってもいいくらいでありました。その他の試合では、佐々木尽のKO劇が衝撃的でありました。アンディ平岡戦では「なーんだ、ただイキがってるハッタリ野郎じゃないか」とガッカリしたものでした。しかし、豊嶋亮太を1RでKOしてしまって「ヒィ~」となったのですが、まさかフロックではないよね?とまだまだ疑心暗鬼ではありました。しかし今回、小原佳太を3Rで簡単にKOしてしまい「こりゃホンモノだ」と驚嘆してしまいました。ウェルターで世界を獲るのは大変困難なことですが、4団体のうち一番可能性のありそうな王者を選んで挑戦して欲しいと思います。ストレート系のパンチに弱そうですが、日本初のウェルター級世界王者誕生の夢を見させてくれるホープです。メインの寺地拳四朗は激闘の末、感動もののKO防衛でした。終始拳四朗が攻めていましたが、紙一重の戦いで危ない場面もありヒヤヒヤしながら見ておりました。しかし挑戦者得意の打ち合いを挑んでのKO勝利は、拳四朗強しを印象付けるものでした。