ミニマムライフは遥か彼方

断捨離でスッキリした余生を送りたいと思ってはいるものの、思い通りにいかないのは、生来の貧乏性だからでしょうか。書籍もドサッと棄ててしまいたいところですが、ポイっとすべき一冊をツイ手に取り読み始めてしまうと止まらなくなり、作業が中断してしまうのです。そんなわけで一向に捗らない状況に陥ってしまい、いつまで経っても断捨離が出来ずに、人生の終焉を迎えるカウントダウンだけが空しく進んでしまうのです。断捨離を妨害する、私にとって憎っくき本が、ケン・フォレットの「針の眼」であります。もう40年程前に読んだ本であります。私の脳の記憶装置は経年劣化でポンコツ化が著しいので、初めて読む感覚なのも災いとなったのでした。というわけで、読み出したらモウどうにも止まらない、困っちゃうなとなってしまう悪魔のような書物が、ケン・フォレットの「針の眼」です。片付かない、散らかり放題の部屋をご所望の諸兄に、おすすめ致します。