機を逸して禍根残し

近くのヤクルト販売所からのチラシが、ポスティングされておりました。ヤクルト1000宅配サービスの宣伝であります。1年遅かったな、であります。品薄状態の時で、代替品を知らない頃でしたら飛びついていたかもしれません。増産体制が整ったら、商品がダブついてしまったのでしょうか。加齢による睡眠障害に悩まされる私のような者には、関心のある商品であることは確かだったのです。しかし、お試ししたいと思ってる頃には手に入らず、いつでも手に入る安価な類似品にしてみたら、それなりの効果が確認出来たので、コッチでイイや、となったのです。それにヤクルト1000はお高いですしね。ヤクルトさんは機を逸してしまったようであります。逆に素敵なタイミングで見事な引き際を見せてくれたのが、競走馬のイクイノックスです。JRA史上最高額の賞金を稼ぎ、圧巻の勝ちっぷりは勿論、府中の天皇賞、中山の有馬、阪神宝塚記念、海外のドバイとコースを選ばない柔軟さ。そして好位から抜け出してヨシ、後方から追い込んでヨシ、逃げてヨシというオールラウンドな脚質。こりゃ種付け料も高騰しそうであります。何より余力を残して、元気なうちに引退し種牡馬に、なんて次世代へとバトンを繋いでいく血統が物を言う競馬の世界では、実にアッパレな引き際であったと大絶賛するのです。ズルズルと現役を引き摺って、引き際を間違えちゃってるタカラヅカさんのトップさんには、是非ともイクイノックスを見習って欲しいと思います。