スターは短編でも輝くのだ

1963年の伊国映画「昨日・今日・明日」を視聴しました。3つの短編映画のオムニバスといった趣で、ソフィア・ローレンの三変化がとても興味深く、良く分からないけれど、流石にソフィア・ローレンは良いわ、なんて思ったのでした。内容もシニカルな感覚を軽く仕上げるセンスの良さは、良く分からないけれど、流石に伊国は違うわ、なんて思ったのでした。短編といえば14年月組さんの新人公演「明日への指針」もそういった趣で、これは暁千星さん主演なので、もうそれだけで十分満足なのであります。本公演の「明日への指針」も視聴しているはずなのですが、ほとんど記憶にございません。今回、暁千星さん主演の「明日への指針」を視聴し、「明日への指針」って結構面白いわね、なんて思ってしまいました。作家である石田昌也の技量もあるでしょうが、やはり作品をも輝かせてしまう暁千星さんなればこそでありましょう。相手役の海乃美月さんも、月組さんの娘役トップってどうよ、なんて思ったりしたのですが、暁千星さんの相手役となると途端に輝いて見えちゃったりするのです。すべては暁千星さんの功績であります。そこまで言うと暁千星さんを買い被り過ぎ、とか言われそうですが、暁千星さんのことが好き過ぎるので、仕方のないことなのです。