うたかたの人生

真琴つばささんの うたかたの恋
初めて観ました。
私にとっては、エリザベートの後に観たので、うたかたの恋エリザベートのスピンオフという位置付けです。
勿論トート閣下は登場しません。しかし、冒頭にルドルフ皇太子の死を暗示させる場面があり、悲劇の終幕に向かって物語は進んでいくのです。
常に死の影が付きまとうルドルフを、真琴つばささんは明るいイメージで演じ、陰鬱な主題を払拭するかのようです。
うたかたの恋を観ておりますと、改めてエリザベートの完成度の高さを思い知らされます。しかし、真琴つばささんの力強いキャラにぐいぐい引き込まれました。
物語が終わってから、舞台稽古を収録、のテロップが出た段階で初めて無観客に気付いたというお粗末。
最後にちょっと・・・、サラエボ事件を題材にタカラヅカ化したら面白いかと思うのですが。皇位継承者とその妃が貴賤結婚だなんて、物語が膨らみそうではありませんか。そして悲劇的結末と、世界大戦の予兆。ハプスブルク帝国崩壊。

スカステが余生の友