そしてグッドバイと言おう

Never Say Goodbye
和央ようかさん版を見たのです。ツマラナ過ぎて気持ち悪くなりました。歌とダンスで、それだけにしといてくれた方が親切というものです。お芝居ですから、こっちはストーリーを追っかけるわけです。主人公と共に舞台の中の世界を、擬似体験したいわけです。しかし、それができないのです。登場人物に感情移入できないのです。血が通った人間として描かれていないからでしょう。そうそう、あるある、わかるわかる、そういう共感が皆無なのです。得体の知れない人物が、悪夢の中で空回りを続けている、そんな絵が延々と展開されていくのですから、そりゃ気持ち悪くなりましょう。タカラヅカさんの中の作家さんに、NG登録したくなるような人が出現し増殖を続けています。小池修一郎もその一人です。他人の作品を脚色して上演するような、他人の褌で角力を取る方式は結構ですが、そうでなければ、無理、であります。