ばら園の美しき獣たち

2005年米国映画の「マッチポイント」を予備知識無しで視聴。ストーリーの展開が在り来りで、先が読める話でありました。内容がべたな分、引っ掛かりなくスンナリ見れたのかもしれません。しかし、マッチポイントの土壇場で、ネット上部で跳ねたボールがどっちに落ちるのかが運命の分かれ道。そっちに落ちましたか、な結末に、しくじって堕ちた人の表情を見て楽しみたいという性格の悪い私には、へっ?となってしまったのでした。それにしても、スカーレット・ヨハンソンという女優さんのセクシーさに圧倒される映画でありました。圧倒といえば2011年月組さんの「バラの国の王子」の面白さであります。原作の「美女と野獣」が面白いから当然でありましょう。ミュージカルとしても枯れているので、演出を担当した木村信司の評価は、保留にしておきましょう。この舞台における木村信司の手柄は、明日海りおさんを獣たちの中心に据えたことです。でも明日海りおさん程の美しさなら、当然でしょうけど。