革命はモノクローム 色をつけてくれ

芹香斗亜さんの 愛と革命の詩
これは「ウィンナー野郎」とは正反対で、色の無い墨絵の世界のようでありました。
原色と電飾で目がチカチカするようなド派手なタカラヅカさんと、ダークな世界に沈んだ葬式のようなタカラヅカさんでは、どちらが好みかといえば、やはり派手な方が良いでしょう。
当然であります。タカラヅカさんは夢の世界といいましても、悪夢は御免蒙りたいのです。
崇高な理想を追い求める主人公も、処刑されてしまう結末では救いが無いではないですか。
せめてタカラヅカさんの世界では、明るく楽しい夢を見させてね、と思ってしまうのは、孤独で恵まれない人間の致し方のない我儘というものなのです。

スカステが余生の友