宝塚バカ一代!になれるか?

極美慎さんの  ベアタ・ベアトリクス
ツマランのだろなとタカを括っていたら、イヤイヤこれがナカナカどうしてソコソコだったのです。プロローグが例のアレだったので、こんなのヤめればいいのにと思っていたら、意外にも興味深く引き込まれたのです。西洋美術史は既成の権威主義を破壊していく、血気盛んな若き芸術家たちの挑戦が面白かったりするのです。そこの部分が少し喰い足りないし、オフィーリアの作品自体にも、もうちょっと触れて欲しい気がしたのです。しかし、そんなのは老婆心というものなのかもしれません。ケレンミが格好良いと勘違いしている残念な演出家が目立つタカラヅカさんにあって、いかにも劇的な演出は、イイね、であります。この作・演出家の他の作品を見てみたいと、思ってしまったのでした。最後に極美慎さんですが、礼真琴さんをナゾっているように見えました。勝手な感想ですが。もうちょっとオラオラな感じが出ても良いのかな、と思いました。イヤ別に亜音有星さんや縣千さんがオラオラ感ギラギラと言ってるわけではありません。イヤ言ってるか。