今日もまわるまわる

音楽も良かった「ピガール狂騒曲」です。冒頭の遠慮気味に奏でられるアコーディオンだかバンドネオンだかの音色が、いい雰囲気であります。主人公が男装の女性という設定も、オスカル症候群に取り憑かれた視聴者の関心を引き込む上手な策略でありました。舞台設定の構築がこれほど巧妙だと、作家先生の思惑が例え見え透いていたとしても、一丁ノッてやろうじゃないか、となるのです。シェークスピアの原作をリスペクトした、これは作家先生の完全なオリジナル作品といえます。参りました。しかし、主人公であるトップさんのガタイが良過ぎました。対する月城かなとさんが華奢過ぎて美人過ぎて、なんじゃコリャ状態が唯一残念でありました。ですから「ピガール狂騒曲」の再演となったなら、美人過ぎる男役の朝美絢さんか、可愛過ぎる男役の桜木みなとさん主演でお願いしたいと思います。タカラヅカさん、よろしくね。