いまさら”ご覧なさい”ってねぇ

朝美絢さんにマリー・アントワネットをやってもらわねば、くらいに思ってるわけです。オスカルには和希そらさんがいるし、アンドレは縣千さん。これだけズラリと並べば、うなぎ無くても蒲焼のタレだけでメシ3杯はイケます。朝美絢さんという至宝級の美しさを誇るジェンヌさんに、マリー・アントワネット役をさせないでどうする?であります。昭和のあの頃、「アンドレっ!」「オスカルぅ!」の象徴的シーンはマスコミでも相当流れていて、世間的には冷笑に近い目で見られていました。時代がかった長谷川一夫の演出は、当時から相当アナクロ感が漂っていたと思います。池田理代子先生の素晴らしい「ベルサイユのばら」の世界から肝の部分を捨象してしまって、コスプレで「ベルばら」の表面を3D化してくれたのが、タカラヅカさん版の「ベルサイユのばら」でありましょう。それくらいに割り切って見た方が、精神的にはラクであります。ハナシをもとに戻しますが、朝美絢さんという稀代の美女がマリー・アントワネットでなけりゃ、何の為に雪組さんで「ベルばら」ですか?と百万遍も問い質したい心境です。