カフェブレは知性と品格に彩られ

今回の宝塚カフェブレイクのゲストは、帆純まひろさんでした。帆純まひろさんは、とても思慮深い方という印象であります。お話される内容を頭の中で完璧に構築し、それを言葉に出されているように見えます。トークが淀みなく流れているのは、頭の回転が速いからでしょう。脊髄反射的に口から出てくるのではなく、帆純まひろさんの場合はあくまでも思考が先で、その思考を言語化して口から発せられているのです。それが思慮深く感じられる理由なのでしょう。薄っぺらな内容を垂れ流すような人とは、ケタが違います。外見の落ち着いた美しさは、内面から湧き出るものなのでしょう。昨年から宝塚歌劇団を揺るがす例の騒動のさ中、帆純まひろさんも見当違いの方向から、一般誌の流れ弾を被弾してしまいました。確かにトップに手が届くまでには至りませんでしたが、独自色の魅力を確立させ、舞台で花開かせたのは、帆純まひろさんの実力に他なりません。私にとっては、トップさんに遜色ない美しさに満ちた花、それが帆純まひろさんであります。