2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

心が疲れた時の処方箋

「サイド・エフェクト 」(2013年 米国)を視聴始めた当初は、心の疲弊に苦しむ人妻と患者に寄り添う精神科医の不倫物語かと思い、次に前任の美人精神科医と現精神科医の不倫物語かと思い、次に精神科医と製薬会社の癒着と株価操作を告発する社会派サスペンス…

虚しいだけの七夕決戦

某マスコミによる都知事選の事前調査によると、緑の婆が、襟立てレンポーその他を大きくリードとのことです。選挙戦もまだ序盤でありますが、余程のことがない限り、現職有利の展開でゴールまで雪崩れ込みそうな情勢であります。それにしても緑の狸は、シブ…

劣化版はいらない

「エリカ&パトリック事件簿 踊る骸」(2013年)を視聴。北欧が舞台なので、暗く重い雰囲気は嫌いではありませんが、肝心のミステリーとしては「?」でありました。犯人と目星をつけて追っていた者が、実は犠牲者だったというのは、横溝正史「悪魔の手毬歌」の…

緊迫感無いし迫力も無いけど凄いわ

BSトゥエルビで昭和の国民的ホームドラマと名高い「ありがとう」を放送しているので、視聴しております。このドラマ、スタジオの小じんまりとしたセット内で完結してしまうという、何ともスモール・パッケージな作りであります。限られた少人数の登場人物が…

狂乱の七夕決戦

都知事選挙のポスター掲示板が、宣伝媒体として売買されるという事態になっているようです。当初の想定を飛び越えて、騒ぎ散らかし放題で耳目を集めるという奇手であります。この狂乱を巻き起こしたお騒がせ連中は、既成政党や選挙運営に関わるお役人さんを…

今年の七夕はお祭り騒ぎ

都知事選挙が狂乱の様相を呈しております。都知事選への記念出馬的な賑やかしが、罷り通ってるようであります。被選挙権の行使は正当な権利でありますが、選挙が政治活動の範囲を大きく逸脱し、他の目的やビジネスに繋げようという魂胆が垣間見られます。民…

失敗作?だから何ッ!

某YouTubeチャンネルで、1979年の映画版「悪魔が来りて笛を吹く」は失敗作との評価を下し、その理由を事細かに述べておりました。エッ、そうなの?というのが私の率直な反応であります。西田敏行が金田一耕助に扮するこの映画は、私の好きな映画のひとつであ…

何ですか?コレは

無料で映画を視聴させてくれる有難いプレシディオさんですが、数ある動画の中には「何ですか?コレは」というヘンテコな映画があったりします。ツマランわけではなく面白いのですが、ヘンテコなわけです。「LOOP ループ -時に囚われた男-」(2016年 ハンガリ…

素顔を隠して踊る舞台

自分はマトモだと思っているわけです。特別優れた特性は無いにしても、あらゆる方面の才能においてかなり平均を下回っているにしても、善人ではないにしても、悪人ではないと思っているわけです。つまり、自分はマトモであると……。しかし、光と影があるよう…

貰う拾うタダ

昔の漫才「星セント・ルイス」のネタで、「貰う拾うタダ」というのがありました。本来は有料のコンテンツを、無料で丸マル1本丸齧りさせてくれるサイトがございまして、そういう奇特な方々が運営するサイトに入り浸っている昨今なわけです。最近ハマってる…

べらんめぇ娘にゃ宇宙人も敵わない

美空ひばりの映画は、もういい加減ウンザリな筈でありますが、アップされると視聴してしまうという、かっぱえびせん体質と化してしまった私を止める術は無いようです。1959年の「東京べらんめぇ娘」であります。昭和33年頃の浅草や築地などの様子がチラリと…

遵法精神無きまま阪急電車は運行中

おすすめされるがまま、映画を視聴するシリーズ、今回は「リーガル・マインド 裏切りの法廷」(2013年 米国)です。主人公が弁護士の法廷ものは、ありきたりで大して期待はしてなかったのですが、見てみると存外に面白かったのでした。主人公のケイト・ベッキ…

B級の矜持

おすすめに上がってきた映画を、おすすめされるがままに視聴してみよう、というわけで米・西国の映画「レッド・ライト」であります。これは自称超能力者と、超能力者の欺瞞を告発すべく奮闘する科学者とのバトルを描いた映画と早合点してしまった私は、また…

いつまで「Coming Soon」よ

美空ひばりの映画は、このところ立て続けに視聴しているので、少々食傷気味だったのですが、「ひばり捕物帖 折鶴駕篭」がアップされるとマタゾロ性懲りもなく食い付いてしまい、結局最後まで視聴してしまうのでした。この「折鶴駕籠」も美空ひばりの為の映画…

リセットなきリスタートでいいのか

NHKBSで1999年の米国映画「シックス・センス」を放送していたので視聴。ホラーなのかミステリーなのかヒューマンものなのか判然としないこの映画を、何の予備知識もないまま視聴したので、ラストシーンに愕然としてしまいました。見終えてから、ミエミエの伏…

笑えないオチ

映画版「大いなる遺産」を視聴したら、おすすめに、豪州の映画「プリデスティネーション」(2014年)が出てきたので、おすすめされるがまま視聴してみました。「お前の人生を壊した男を、目の前に差し出してやると言ったら、お咎め無しと分かっていたら、そい…

解けない謎残る

ネットにアップされていたので、2012年の英国映画「大いなる遺産」を視聴しました。タカラヅカさんでは「夜明けの光芒」として、暁千星さんの主演で上演中であります。暁千星さんの星組初主演作ということもあり、映画版「大いなる遺産」でも見てみよか、と…

V3から来た男はジャズドラマー

美空ひばり主演映画の視聴が続きましたが、三人娘のひとり雪村いづみ主演映画「乾杯!女学生」(1954年)がアップされておりましたので視聴しました。当時、雪村いづみは17歳。17歳にしてこの芸達者ぶりはドウダ!とドヤ顔されたら、参りましたと言うしかあ…

V9時代のホームドラマを視聴する

BSトゥエルビで昭和のTVドラマ「ありがとう」を放送するというので、視聴しました。視聴を始めてすぐに、私の記憶にあるのと設定が違う、と気が付きました。ネットで調べると、放送しているのは第一シーズンの婦人警官編で、私の記憶にあるのは第二シーズン…

お嬢に続け!

1959年の映画「ひばり捕物帖 ふり袖小判」。これは言うまでもなく、映画を見るための映画ではなく、美空ひばりを見るための映画であります。芝居の細部に拘ることなく、スッ飛ばす勢いで見る映画です。ストーリーが、面白くテンポ良くそしてスリリングであれ…

巌窟王に夢をみた

星組さんの「モンテ・クリスト伯」であります。暁千星さんが、月のプリンスから星の王子様へと、新たな可能性の扉を開いた公演であります。暁千星さんのことが好き過ぎるので、暁千星さんの記念碑的作品は、視聴しておかなければなりません。暁千星さんと蒼…

真面目過ぎて退屈

スカステで月組さんの「DEATH TAKES A HOLIDAY」を視聴しました。ツマランし長過ぎるしで、海外ミュージカル物といったって、コレでは高い買い物という気がします。だけど鴨葱ホイホイに、アッチからコッチからギュッギュッギュッ、なので、経営的にはどうっ…

妄想版 修羅の刻

アニメ版「陸奥圓明流外伝 修羅の刻」が最終話までアップされていたので、丸齧り状態で一気見出来ました。オスカル型キャラが姿を消した幕末以降のお話は、面白度数がかなり低下したようです。宮本武蔵編の陸奥八雲とオスカル型詩織の恋物語がどうなったのか…

古典的手法の定番キャラだけど面白い

YouTubeで「陸奥圓明流外伝 修羅の刻」というアニメが上がっておりましたので、視聴してみたらこれが面白くて止まらなくなりました。陸奥圓明流という拳法が脈々と受け継がれていく中で、その時期の名立たる剣豪と渡り合うという物語であります。しかし、単…