B級の矜持

おすすめに上がってきた映画を、おすすめされるがままに視聴してみよう、というわけで米・西国の映画「レッド・ライト」であります。これは自称超能力者と、超能力者の欺瞞を告発すべく奮闘する科学者とのバトルを描いた映画と早合点してしまった私は、またもや意外な結末に「騙された」となってしまったのでした。途中で、主人公はソッチかい、となった時点でどんでん返しの可能性を察知出来たはずですが、迂闊にもスルーしてしまったのです。しかし、インチキ超能力者役にロバート・デ・ニーロという大物の起用でありましたが、B級臭漂ってるように見えてしまったのは、故意にB級っぽく演じたからなのでしょうか。よくわかりません。よくわからないと言えば、タカラヅカさんの演目であります。他所様のヒット作をタカラヅカ化するという、便乗商法がヤタラ目につくようであります。他所様の作品でも、目立たないけれど渋いB級の佳作的な、よく見つけてきましたな的な選球眼の良さとセンスを見せるじゃなし、安易にヒット作に乗っかれという安全第一の手堅い作戦は、守りに入ってる感が充満しておりガッカリであります。