ベルサイユの猿軍団

ベルばらが劇場アニメ版でリメイクとの事です。オスカルの声優さんは沢城みゆきさんが担当されると聞いて、最終兵器を惜しげも無く出してきた感がはち切れんばかりに充満しております。しかし、わがタカラヅカさんも究極のオスカルをご用意しておりまして、つまり朝美絢さんであります。現在の地球上で、朝美絢さんに勝るオスカル役はおりますまい。朝美絢さん以上のオスカル適任者がいると宣う不届き者がいたら、ひっぱたいてやりたいです。マリー・アントワネットは夢白あやさんで、美しさから言っても全く文句はありません。アンドレは縣千さんでしょうから、ビジュアル最高であります。これだけのキャスティング見せられたひにゃ、宝塚歌劇団に最早ベルばらは不要を唱えるヒネクレ者の私も、参りましたと土下座するしかありません。さて、ベルばらは再演を重ねて50年とのことですが、「猿の惑星」も都度都度リメイクされておりまして、息の長さはベルばら以上であります。この「猿の惑星」をパクったであろう日本のTVドラマに、「猿の軍団」というのがありました。この作品も宝塚版ベルばらと同じ時期に、制作されております。しかし、残念ながら「猿の軍団」がリメイクされたという話は聞いたことがありません。この「猿の軍団」が全話丸ごと串刺し状態でネットにアップされておりまして、懐かしさも手伝いチョット見てみよう、となったのですが、見始めてみたらこれが面白くて止まらなくなってしまいました。本放送時、私は小学生で、時世を映し風刺的な批判を匂わせるSF作品は流石にムズカシかったようで、途中で投げ出したように記憶しております。時代を先取りするかのような内容は、今視聴してみると、予言的でもあり大変面白かったのです。「猿の軍団」も、再評価されて然るべき作品であります。