脇役に徹する女優の一分

昭和の国民的ホームドラマ「ありがとう」の第2シリーズの視聴であります。ホームドラマでありながら、役者さんが唐突に歌い出す場面があったりする謎仕様であります。第13話では、ついに沢田雅美のヴォーカルが聴けてしまうわけです。まさかなサプライズに、沢田雅美ファンの私としては大変嬉しい、わけないでしょっ。脚本家か演出家の仕業か知らんが、お遊びもいい加減にしろ!と言いたいわけです。沢田雅美の持ち味は、究極のさりげなさ、超自然体の演技にあるわけです。歌いながらの大仰な顔芸は、ま、それはそれで魅力的ではありますが、決して"俳優"沢田雅美の得意技ではないわけです。しかし、この頃の沢田雅美は、とても可愛く見えてしまったりします。近頃、視力と美的感覚の衰えを痛感してしまう次第であります。