講釈師 見てきたような 嘘を言い

朝海ひかるさんの 堕天使の涙
まず率直な感想を言うと、物語を上手くまとめましたな、です。
人間の業と欲に絡まった地獄絵図を、朝海ひかるさん演じるルシファーの目線を通して、視聴者に俯瞰させようという意図なのでしょう。
冒頭から厭世主義的な暗闇世界に放り込まれるも、リリスの登場により、まさに昇華された世界でエンディングを迎えるとは、まとめ方が上手い。上手過ぎちゃって、講釈師かッ、とツッ込みたくもなります。
朝海ひかるさんから水夏希さん→音月桂さん→壮一帆さんという変遷も一つの舞台で楽しめるという、大変お得感のある舞台でありました。

スカステが余生の友