ヘタれ視聴者、数見りゃ当たる

朝海ひかるさんの あの日みた夢に
最近、タカラヅカさんの中の作家さんをクサしてばかりだったのですが、これは違いました。
恋のライバル(スティーブ)、親分の跡目争いのライバル(ロッキー)と主人公(マイケル)との関係性が分かりやすく描かれているのが、大変有難いのです。小難しいのは、私の理解力では追い付かないからです。
マイケルの半生を追憶の形で、簡潔且つ的確に語られているのもよろしいのです。
特筆すべきは、マイケルの子分役(スージー)のキャラが、いじらしい程可愛く大変魅力的なことです。配役の上手さにズルイと言いたいくらいです。
スージーとマイケルが結ばれればいいのに、と思ってしまったのですが、それは既に術中にハマっており、作家さんの思惑通りなわけです。
更に、マイケル亡き後のヒロイン(エリー)とスティーブは一緒になるのか?とか、スージーちゃんはどうなるの?、と物語のその後に思いを巡らせてしまうのは、各々のキャラが生きている証拠であり、作家先生の大勝利と言えるのです。
滅多にないことなので、今回は特に念を入れて褒めておきました。
最後に一言、壮一帆さんはステキだ。

スカステが余生の友