宙に浮かぶ観測気球

1964年の米国映画「パリで一緒に」を視聴しましたが、オードリー・ヘップバーンの美しさを見る映画で、映画を見る映画ではありませんでした。つまり、そういうことです。今のタカラヅカさんでオードリー・ヘップバーンのような美しいジェンヌさんというと、やはり朝美絢さんにトドメを刺します。朝美絢さんが新人公演で演じたPUCKでの中性的な魅力を見るにつけ、朝美絢さんの娘役を見ることが出来ないもどかしさを感じてしまいます。現在、朝美絢さんは「仮面のロマ……」を上演中であります。「仮面のロマ……」の主演をコナせるジェンヌさんは、朝美絢さん以外にも大勢おられますので、何もワザワザ朝美絢さんが演じることもなかろうに、と思います。何もワザワザというと、宙組さんの公演再開がショーのみというのも、何もワザワザ、であります。ま、ソコは内部でイロイロ問題があるのでしょう。いずれにしてもヤッツケ感が漂っております。観測気球を上げて様子見、といったところでしょうか。