ラストダンスは踊れない

安寿ミラさんの LAST DANCE
主人公がさすらいのギャンブラーで、まずズッコケます。密輸、 マフィア、殺人とアナクロ感ありまくりの駒が揃って、これってギャグ?、であります。
これは私より更に古い世代の、貸本漫画や日活アクション映画時代の遺物でありましょう。
90年代でも既に遺跡発掘の趣です。
こうなると私が視聴する目的は、愛華みれさんしかありません。
愛華みれさんは、カッコ良く美しく、ハスキーボイスは可愛らしく、本当にホレボレしてしまいます。
愛華みれさんが登場する場面だけを切り抜いて、それだけ見ていれば十分な気分です。
舞台に目を転じると、何故か主人公の女スパイとなった二人が密輸の証拠を盗もうとする場面であります。このハラハラドキドキの場面を、不可解にもギャグ化してしまっているのです。唯一の緊迫した見せ所の筈なのに、どんなセンス?であります。
緩急が半端になるのでしたら、全編ギャグに徹した方が良かったでしょう。

スカステが余生の友