味気ない甘味は勘弁してね

彩風咲奈さんの ハリウッド・ゴシップ
タカラヅカさんはフランス革命がお好きなようですが、ハリウッドの内幕のお話もお好きなようです。
これもタイトルから手の内モロ出しで隠す素振りもなく、ちったぁ凝るがいいじゃぁないか、と昭和のジジイは思うわけです。
面白ければ、既視感があってもいいのです。しかし、これはツマラナくはないのですけれど、積極的に面白いとは言えない、視聴後の感じが何ともスッキリしないのです。
"大物俳優"ジェリーがクスリに溺れ精神が崩壊するのは、いかにも唐突でありました。クスリに頼ってしまう苦悩の過程を描いてくれないと、話が飛んでるように見えてしまい、説得力を失うのです。
ジェリーがセットから墜落し、悪天候と重ねた登場人物の心理描写となるのですが、心情が今一つ伝わらないので、訳分かりません。
主人公の言動が猫の目のようにクルクル変わるのにも、ついていけないよ、であります。
主人公とヒロインの恋の結末も、何とも締まりの無い甘さで、如何に甘党の私でも、リアリティの塩を効かせて欲しいのよ、でありました。

スカステが余生の友