悔しいが意外にイイ

聖乃あすかさん主演のバウ公演「舞姫」でありますが、スカステ登場であります。出演者に帆純まひろさんの名がありましたので、自然と頬が緩み鼻の下が伸びノビであります。私の目は、帆純まひろさんにグイッと吸い込まれていくのです。帆純まひろさんの出演なければ見やしません。私は「舞姫」がキライです。見ていて胸糞が悪くなります。気分が悪くなる物語をスキ好んで見る程、私はスキモノではありません。しかしモンダイは、帆純まひろさんのお姿を拝見するには、キライな「舞姫」を見なけりゃならんのです。何というジレンマ。虎穴に入らズンバ虎子を得ず。というわけで「舞姫」を見始めたのですが、意外と言っては大変失礼なのですが、聖乃あすかさんが意外にイイ。劇団が推す聖乃あすかさんですから、そりゃそうよね、であります。キライな「舞姫」ですが、帆純まひろさんは美しいし、聖乃あすかさんは意外にイイし、そして演出が植田景子先生ですから、キライなものが良く見えてしまうのも仕方のないことなのかもしれません。そんなわけで、不本意ながらイイと思ってしまった花組さんのバウ公演「舞姫」でありました。