ステキなショーの始まりだよ
キシバによって自民党から放逐されるという憂き目に遭いながら、千尋の谷から這い上がってきたド根性議員を、自民党は同会派に受け入れるようであります。戦力外を通告し追い出しておきながら、自分等が窮地に立たされるや、猫撫声で招き猫宜しくオイデオイデする方もどうかしてますが、アッサリと復帰する側もどうかと思うわけです。双方とも背に腹はかえられぬ、切羽詰まった状況なのでしょう。情けないことです。今回自民会派への復帰組には、セコー、コーネン、ハギューダという旧アベ派の奉行三名が揃ってるわけです。しかもソレゾレが煮ても焼いても食えない曲者であり、それなりの発信力があり、無視しえない存在感があるわけです。キシバ陣営にとっては、懐にバクハツ物を抱え込んだ心境でしょう。主流派へ牙をムキかねない危険分子を、招き入れたのですから……。その三名にしてみても、キシバ陣営の執行部には恨み骨髄でありましょうから、波乱は不可避であります。今度こそ反キシバ陣営は、サナエ先生を旗頭に一塊に纏まる状況であります。政局は自民内外でゴタゴタしちゃっているので、複眼的に楽しめるステキなショーの始まりと言えそうです。