娯楽性か芸術性か

大犮柳太朗・主演 「鶯城の花嫁」 1958年 東映時代劇で視聴したのですが、いくらチャンバラ活劇が好きと言っても、これは荒唐無稽にも程があろうというものです。面白ければいいのだ、芸術性とか文学性とか糞喰らえ、とか思ってはいても、チョットねぇであります。こういうのばかり面白がっていると、周囲から白い目で見られてしまいそうです。そうなると私の知性派としてのイメージが崩れかねません。そんなイメージ最初からないわ、と言われればそれまでですが。映画や舞台で小賢しい作品が持て囃され、娯楽性イッパツ勝負みたいのを好む向きは、肩身の狭い思いをしなければならないのです。タカラヅカさんでも娯楽性だけではダメ、芸術性がなければという思いがあるのでしょうか。だとすればツマランと感じる作品が目につくのも仕方のないことなのかもしれません。