流るるは星か涙かチケットか

宝塚歌劇団の来春の日程が、公演中止を含め変更されるそうです。過当競争とも言える宝塚歌劇チケット争奪戦を、激闘の末入手したものの、その虎の子チケットがお流れになるという憂き目に遭い、当該チケットをお持ちの方はさぞやお嘆きのことと存じます。当方、外野から眺めているだけの門外漢ですから、宝塚歌劇観劇というだけのことに、何という労苦!と感嘆と共に多少の失笑も禁じ得ません。何処ぞの劇団所属の演出家さんがアル中で、理事の座からスッ転げたなんてことがあったやに聞きますが、世の中にはヅカ中とも言うべき宝塚歌劇依存症の方がおられるようです。お気の毒なことです。昨今の宝塚歌劇団を取り巻く状況を鑑みれば、公演の予定が如何に頼りないものであるか、容易に想像はつくものです。購入したチケットがシャボン玉のように消え行くことは、誰もが想定し得ることでありましょう。それくらいのリスクは承知の筈であります。それなのにグチグチ言うのは、気の毒というより滑稽であります。