あつまれ、令和の陰謀論者ども

令和の米騒動に関するネット記事を読んで、笑っちゃいました。米不足騒動を引き起こした根源的な悪は、アベって言っておりまして、いまだにアベガーって笑えるよね、であります。米の生産量、延いては米価を決定する際には、政府や農水省が深く関与してるのは、間違いではないでしょう。農業従事者等を束ねる農協などの団体は、選挙の際には大きな票田でしょうし、農協等にとっても、政府や農水省に対し、自分等の要求を通す圧力団体となるのでしょう。となると、今回の米不足を殊更に煽りまくるマスゴミなどを裏で操っていたのは、政府や農水省、農協関係者が黒幕として存在していたのでは、という疑念が頭をもモタゲるのであります。私の中で、陰謀論や謀略話大好き虫が、ゴソゴソと蠢き出すわけです。昨今の電力料金や物価の高騰は、農業従事者にとっても深刻な事態となり、トテモじゃないが米価を吊り上げてくれにゃ、やってらんねぇわ、と政府や農水省に圧力をかけたのではないでしょうか。政府や農水省にとりましても、農業従事者のことを思えば、米価をグイっと引き上げたいのはヤマヤマでありますが、さりとて米価を上げれば、今度は消費者の非難の声が怖い。アッチ立てればコッチ立たずで、ニッチもサッチもいかず進退窮まった政府や農水省が繰り出した窮余の一策が、米不足のデッチ上げであります。こうして作為的人為的詐欺商法的に喧伝された令和の米騒動に右往左往し踊らされた大衆にとってみれば、米が不足してちゃ米価大幅値上げもしゃーないわな、となり政府や農水省への批判も鈍るというわけであります。というわけで、令和の米騒動は政府や農水省、農業従事者等が仕掛けた陰謀である、というのが私の推論であります。信じるか信じないかは、あなた次第です。

琥珀色のKO劇

オードリー・ヘップバーンショーン・コネリーの「ロビンとマリアン」(米国 1976年)を視聴。ロビン・フッドの物語は英米の人にとっては馴染み深いものなのでしょうが、私には退屈でツマランものでした。月組さんのナウオンステージ、琥珀色のブラフも、ツマラン色の雨にぬれまくっている感じであります。月組さんは新鮮味のない、ドンヨリした色に覆われているようです。ドンヨリと言えば、井上尚弥とドヘニーのボクシングでありました。何かスッキリしない試合でありました。そもそも、今のモンスターに、ドヘニーはマッチメークするだけの価値ある挑戦者とは思えませんでした。確かに、ドヘニーは元世界チャンピオンであり、力もテクニックもまだまだ健在の実力者であります。そんな相手を情けない姿にまで追い込んでしまうとは、どんだけ強いのよ、って話です。

恐怖の海苔弁体質

「アラジンと魔神のランプ」(2012年)米・加国。無料で視聴させて頂いておきながら、こう言うのもナンですが、絵面が汚く何だかチープだし、内容もツマランし、どの年齢層に向けてるのかが、全く分からん内容でした。全く分からんと言えば、芹香斗亜さんの退団会見であります。件の事件と退団時期との関連性を問われると「トップ就任時には大劇場公演3作と決めていたので直接は影響していない」とのお答えらしいのですが、ソンナわけないダロ、であります。宙組の公演再開に向けて、芹香斗亜さん側と歌劇団側、そして組構成員代表者との間で、丁々発止、三つ巴の乱打戦のうちに、大劇場公演3作という妥協点で合意に至った、という裏交渉の末の結論だったのではないでしょうか。隠蔽体質は今更非難しても仕方ありませんが、せめて故人や遺族に対して、お悔やみの気持ちの表明があってもよかったのに、と思ってしまったのが正直なところであります。

愛と死を淡々と語る

無料で映画を視聴。ソニー・ピクチャーズさん、アリガトさんであります。今回は「永遠の僕たち」(2011年 米国)であります。最初は全然期待してなかったので、寝転んで鼻ホジホジしながら見ておったわけです。が、視聴を始めて程なく、コリャ居住まいを正さなならんぞ、となったわけです。「死」は永遠のテーマであります。その「死」をアッサリと、明け透けに、こうも淡々と描かれてしまっては、参りました、と兜を脱ぐしかありません。無料で視聴出来る映画なんて、大した事なかろうと見逃していたら、損しますぞ、というわけです。この映画をタカラヅカ化するとしたら、アナベル役は山吹ひばりさん、イーノック役は亜音有星さんでキマリでしょう。毎度まいどマイド同じ結論で、どーもスミマセン。

腐っても鯛だわな

BS松竹東急で「キネマの神様」(2021年)を視聴。志村けんの出演が不可能になり、その代役に沢田研二が起用されたことが話題になった映画であります。序盤から沢田研二の演技が、キッツイなぁ、でありました。やはり、沢田研二は爺になってもデブになっても、ジュリーはジュリーであります。しかし、永野芽郁北川景子の魅力に惹き付けられ、終盤は目から涙がコボレ落ちていたのでありました。出水監督役のリリー・フランキーが、存外にイイ味を出しており、沢田研二がやった役をリリー・フランキーがやってればピッタリだったのに、なんて思ったりしたのでした。映画の撮影現場を舞台にした同じような映画は「今夜、ロマンス劇場で」があるわけです。キネマ…の北川景子、今夜…の綾瀬はるか、やはりヒロインの女優さんが飛びきり魅力的だと、画面が締まるわけです。「今夜、ロマンス劇場で」は、宝塚歌劇団月組で上演されましたが、月城かなとさんは素晴らしかったのですが、ヒロイン役のジェンヌさんがアレ過ぎて、二度と見る気にならんわけです。もしタカラヅカさんで「キネマの神様」を上演するとしたら、「今夜、ロマンス劇場で」と同じ轍を踏むことのないようにしてほしいものです。「キネマの神様」は桂園子役と淑子役のダブルヒロインみたいなものですが、どちらでも山吹ひばりさんの配役であれば、間違いはないでしょう。となればゴウ役は亜音有星さんで決まりであります。毎度まいど同じ結論でスミマセン。

夢オチではね……

TMSアニメさんでアップされております「リトル・ニモ」を視聴。無料で視聴させて頂いておきながらこう言うのもナンですが、後のジブリ作品の中核を成す方々が関わっている作品なので期待して視聴したのですが……。夢オチっていうのも、何だかシラケてしまうわけです。主人公のニモ少年が、もっと思いっ切り鈍臭ければ、少しは感情移入出来たかもしれないのですが、中途半端に勇敢で、謎な使命感で戦っちゃっても、どうせ夢でしょ、で終了であります。終了といえば今週も終わりで、タカラヅカニュースの雪組担当も終了となり、眞ノ宮るいさんもお疲れさんとなるわけです。眞ノ宮るいさんは歌劇団が敷いたトップへのレールには乗っていないのですが、かなり好みであります。眞ノ宮るいさんと同期の路線組は、このところちょっと停滞気味で、しっかりせい!であります。

ワケあり少女の冒険譚

2007年の米国映画「ザ・シューター」を視聴。ウェズリー・スナイプス主演のCIA工作員ものは、同ソニー・ピクチャーズさんで別物を視聴しており、「ザ・シューター」で2本目であります。前回は、主人公のCIA工作員が超人過ぎちゃって、それが仇になってウソが見え透くようでシラケてしまったのでした。今回は主人公がやたら傷付いてしまい、傷付く毎に、或いは窮地に陥る毎に、ワケあり少女が救いの手を差しのべるのであります。そうしたCIAのスナイパーとワケあり少女の冒険譚が物語の中心に流れていて、やがて、それが不思議な友情へと発展していくわけです。ありがちで陳腐な話のようでありますが、ワケあり少女役のイライザ・ベネットという女優さんの演技が秀逸で、思わずホロっとなってしまうわけです。冷血なスナイパーにワケあり少女を絡めて、物語に深みとヒューマンな温もりを加味した製作者の思惑に、まんまとヤラレてしまった格好です。この物語をタカラヅカさんで上演するとしたら、ワケあり少女の役は山吹ひばりさんで決まりであり、CIA工作員役は亜音有星さんしかいないでしょう。何でもカンでも亜音有星さんになってしまいますが、今の一番推しは亜音有星さんなので、許して頂きたいわけです。