BS松竹東急で放映中の「ミステリー・シネマ・コレクション」に、嬉々として食い付いてしまうわけであります。映画化するならサスペンス。ミステリーはツマラン、と思っているのですが、BS松竹東急のミステリー特集のラインナップを見て、つい録画して視聴してしまいました。「ナイル殺人事件」1978年と「地中海殺人事件」1982年は、何回か見てるはずですが、それでもまた見てしまうのであります。ミステリーの分際でありながら、魅力的な映画であります。アガサ・クリスティ―の原作が秀逸なのは、論をまたないところであります。しかし、「ナイル」と「地中海」は映像がスコブル美しいのであります。そして、その臨場感にヤラれてしまうのであります。まるで自分が実際にピラミッドに登ったり、地中海のリゾート地で優雅に海水浴しているような、そんな擬似体験を味わえるわけです。「兼高かおる世界の旅」の魅力と言ったら分かりやすいでしょう。いや、分かり難いか。ミステリーは仕掛けが命でありますが、ミステリー映画は映像の美しさと臨場感、そして役者の力量が命。アガサ・クリスティーの映画を視聴して、そう思った次第であります。