マネキンが踊り出すと思ったよ

彩吹真央さんの NAKED CITY
暗黒街の犯罪組織が絡む物語です。そういうのウンザリといいながら、見てしまうのです。
社会の闇を題材にしてはいますが、作・演出家の先生は、最終的に家族の物語に落ち着かせようとする意図があるような気がしました。多少ウェットな感じがするのは、そのせいかもしれません。
しかし、家族というパーツを組み込んだ感がアリアリです。家族のパーツだけでなく全体がそんな感じで、アイコンの羅列に見えてしまうのです。
遠野あすかさんと愛音羽麗さんが素晴らしく美しかったので、勿体ないな、であります。この二人に彩吹真央さんが割り込むような恋愛の図式も、何かスッキリしない消化不良のような感覚が残ってしまいます。
専科さんならではという、一樹千尋さんの味わい深い演技も、勿体ないな、であります。
女性が描く暗黒社会はどんなんかなぁ、という興味で見たのですが、視聴後は、やっぱり、でした。

スカステが余生の友