もっと見たかった、樹里咲穂さん

樹里咲穂さんの FREEDOM ミスター・カルメン当ブログ初投稿は、樹里咲穂さんのコンサート JUBILEE-S についての感想を述べさせてもらいました。それ以来の樹里咲穂さん主演作というわけです。幕開けから樹里咲穂さんは客席に背中を見せたままで、早く樹里咲…

ロシア文学だって恐ろしやじゃない

水夏希さんの カラマーゾフの兄弟底本となった亀山郁夫翻訳版は、読みやすいというのが触れ込みだったはずですが、活字と行間が大きくなり、ページ数が増えて冊数も増えてボリューム増えて威圧感も増えて、ドストエフスキーを読もうという気力が読む前から萎…

ミューズの明日海りおさんで昇天

青樹泉さんの ホフマン物語明日海りおさんのミューズで「掴みはOK」であります。素晴らしくもステキに美しい容姿と歌声に、掴まれない男は男じゃありません。その後、明日海りおさんはホフマンの友人役で再登場するのですが、正直ちょっとやそっとの男役じゃ…

下線引く所、間違ってます

大浦みずきさんの アンダーラインとにかく大浦みずきさんが出演されていれば、内容がツマラなくても、無慈悲なカットと雑な編集があろうとも構わない、という御仁向けでありましょう。尋常じゃないツマラなさと退屈さに、大浦みずきさん出演でなければ、途中…

我こそは玉梓が怨霊

水夏希さんの 里見八犬伝水さん見てれば、それだけで満足する私のようなひと向けのタカラヅカさんでした。「曲亭馬琴 新八犬伝 辻村ジュサブロー 坂本九」について語ると、昭和ジジイ全開になってしまうので自重します。しかし何故、仁・義・礼・智・忠・信…

銀ちゃん対決 巴戦のゆくえ

銀ちゃんの恋「銀ちゃんの恋」は最初に大空祐飛さん版を見て、次に久世星佳さん版を、そして今回、水美舞斗さん版であります。三つ巴の銀ちゃんバトルであります。でも、対決も何も結論は出ているのです。私は大空祐飛さんのファンですので、大空祐飛さんが…

ラストダンスは踊れない

安寿ミラさんの LAST DANCE主人公がさすらいのギャンブラーで、まずズッコケます。密輸、 マフィア、殺人とアナクロ感ありまくりの駒が揃って、これってギャグ?、であります。これは私より更に古い世代の、貸本漫画や日活アクション映画時代の遺物でありま…

業界内部は今も昔もドロドロ

朝夏まなとさんの 翼ある人びとブラームスの交響曲第3番第3楽章は、日本人好みなのか日本語を載せた歌をよく聴きます。ムード歌謡に通じるところがあるのでしょうか。ワルツ第15番もよく聴くメロディで、確かこの舞台でも歌われていたかに思います。ダンス…

ありきたりな青春物と言う勿れ

大和悠河さんの シンデレラ・ロックタカラヅカさんの青春グラフィティ物であります。嘉月絵理さんのゴッドマザーが強烈なキャラで登場し、"掴みはOK"であります。「シンデレラ・ロック」で主人公が挑むのは、コンテストではなくオーディションですが、これも…

石川島に哀愁の歌ひびき

匠ひびきさんの 白い朝匠ひびきさん演じる栄二と、伊織直加さん演じるさぶの関係は、「銀ちゃんの恋」の銀ちゃんとヤスみたいなどと勝手に思ってしまいました。更にまたしても昭和のTVドラマで恐縮ですが、「傷だらけの天使」のオサムとアキラみたいでした。…

江戸情緒は何処へ?川霧の橋

月城かなとさんの 川霧の橋剣幸さん版「川霧の橋」は、剣幸さんの美しい姿と江戸情緒溢れるタカラヅカさんの世界が魅力的でありました。剣幸さん版に充満していた江戸情緒が、月城かなとさん版では、何処へ?状態でした。端的な例は江戸弁であります。色街の…

平安の超人はひっそり生きる

真飛聖さんの 花のいそぎ平安朝の世界でありながら、超能力者っぽい主人公であったり、軽薄っぽい台詞や動きが衣装とアンバランスで、そこが狙いなのか寧ろ良かったりします。しかし、真飛聖さんのキャラ設定がちょっとね、なのであります。人に知られてはな…

昭和の夜の夢

絵麻緒ゆうさんの 夢・シェイクスピア昭和テイストな舞台でした。村野武範の「飛び出せ!青春」を思い出してしまったのです。60歳以上の方ならご存知でしょう。出来の悪い生徒が集まる学園に、熱血教師が赴任してきて、その型破りなキャラで珍騒動を巻き起こ…

舞姫が聞いた時計の音

愛音羽麗さんの 舞姫明治維新直後の日本が、列強の背中を追いかけツンノメルように疾走していた時、時代に翻弄されるエリートの悲哀を、女性の視線で見詰めているような演出でありました。舞姫のエリス、貧困に喘ぐ画家の恋人マリィ、そして豊太郎の母と妹が…

脳内に花が咲きます狂います、三役揃い踏み

真矢みきさんの RYOMA維新回天・竜馬伝!の方を先に見ていました。その時は、大した感想も無かったのです。しかし、真矢みきさんの竜馬伝は「いやぁ、宝塚って本当にいいもんですねぇ」(水野晴郎風)となるのです。同じ作品にもかかわらず、です。どうし…

"ええ話やないかい" 銀二貫

月城かなとさんの 銀二貫原作の小説とドラマも存じていなかったので、月城かなとさん版の「銀二貫」が初めてでありました。下手な関西弁で恐縮ですが、ええ話やないかい、であります。芸人さんが良く「掴みはOK」と言いますが、出だしが肝心、スタート決まれ…

三百両の夢、再び

音月桂さんの やらずの雨音月桂さんは女性としての魅力があり過ぎるので、男役ですが女性として見てしまうのです。しかし やらずの雨 では、舟宿の徳兵衛として見ていたのでした。それは堅物の世間知らず、放蕩息子、勘当された落伍者、生一本な職人気質の船…

天海祐希さん主演なのに"困った"

天海祐希さんの LE MISTRALこれは"困った"舞台であります。上滑りする軽薄さと、天海祐希さんのハードボイルドな佇まいという両極端なコントラストでメリハリをつけるつもりだったのでしょうか。むしろアンバランスで"何これ?"であります。南仏サントロペが…

一粒で二度美味しい

彩輝直さんの エピファニーまずは、真砂屋の手を借りて行方知らずとなった高五郎を探す場面であります。登場から客席に背を向けているご婦人がおりまして、振り向くと彩輝直さんというサプライズ的仕掛けに、まんまと驚かされ、予期せぬ演出に注文通りに喜ん…

はいからさんは妄想不可能

柚香光さんの はいからさんが通る漫画、アニメ見ていません。柚香光さん版が初めての「はいからさんが通る」です。大ヒット作なので面白いのは当然ですが、柚香光さんの温かみと包容力溢れる優しい男前な姿が、大変魅力的で惹き付けられました。柚香光さん以…

人生を映す報道写真

凰稀かなめさんの ロバート・キャパ 魂の記録冒頭に結末の場面を見せておく演出ですが、実際のエンディングは結末に至る前で終わっていました。こういう演出もあるという、いなし技を食らった感じです。かと思えば、ガチガチのベタな演出もありました。キャ…

伊織直加さんのエクボの窪みで見えたもの

伊織直加さんの Endless Love初風緑さんの2作品がステキでしたので、期待値は高かったのであります。しかし、近頃はタカラヅカさんもそんな私を嘲笑うかの如く、肩透かしを食らわしてきます。意地の悪いタカラヅカさんであります。英国植民地支配からの解放…

砂塵舞う さすらいの果てに 対決

壮一帆さん 音月桂さんの さすらいの果てに壮一帆さんと音月桂さんの主演対決であります。両ジェンヌさん共に、私は大好きなのであります。この好きには多少ニュアンスの違いがあります。壮一帆さんの場合は、男役のカッコ良さ一発で平伏してしまうような"好…

月船さららさんはステキでしたが…

月船さららさんの 春ふたたび待望の月船さららさんの主演作ですが、ほとんど着ぐるみといっていい衣装に動き無し。型にハマったような台詞に顔芸だけでは、いささかガッカリです。長々とした状況説明を登場人物の台詞にブチ込み、それがあからさまに見え透い…

ヘタれ視聴者、数見りゃ当たる

朝海ひかるさんの あの日みた夢に最近、タカラヅカさんの中の作家さんをクサしてばかりだったのですが、これは違いました。恋のライバル(スティーブ)、親分の跡目争いのライバル(ロッキー)と主人公(マイケル)との関係性が分かりやすく描かれているのが、大変…

トップ娘役さんの主演作にしては微妙

愛希れいかさんの 愛聖女タカラヅカさんの青春グラフィティものは、主人公がミスコンみたいなのにチャレンジするというのが、お約束になっているのでしょうか。よく見るような気がします。そのミスコンにライバルとして登場するキャラも、昭和時代の古い人間…

シュールなムードは苦手ぢゃ

蘭寿とむさんの スカウトこれはタカラヅカさんの、表現主義的作品ということなのでしょうか。シュールっぽいような雰囲気ではあります。まさかの夢オチ?ではないと匂わしてはいるものの、「スカウトでした」にはズッコケてしまいました。やっつけ感モロ出し…

紫峰七海さんの一声

朝夏まなとさんの バンドネオンこれはナイです。アレもコレもとイロイロ詰め込み過ぎて焦点がボケ、全体もボケボケになってしまった例でしょう。まずタイトルが分かりません。上海と楽器をかけているのでしょうか。何を言いたいのか、サッパリであります。タ…

水夏希さんのロミオは美しいのだけれど……

水夏希さんの ロミオとジュリエット以前、宮沢賢治の"銀河鉄道の夜"が苦手と書きましたが、"ロミオとジュリエット"は苦手を通り越しキライなレベルです。キライな"ロミオとジュリエット"の主演が大好きな水夏希さんとは、私の精神は好きとキライに泣き別れ、…

妄想ギャツビー

瀬奈じゅんさんの グレート・ギャツビー原作も知らず初見です。話が面白いのでジェンヌさんが躍動し、視聴する方も画面に引き込まれるようです。見ているときは、話の展開を追いかけてしまって細部にまでは注意が及ばず、見終えてから分かったことがあるので…